10月8日(金)3時限目、「令和3年度薬学講座」を行いました。今回は、コロナ感染症対策のため、Zoomによるライブ配信により、生徒たちは各教室で受けました。 学校薬剤師の高山秀樹様と、富士宮警察署生活安全課スクールサポーターの谷康至様に講師を務めていただきました。
はじめに高山様から「たばこによる体への影響について」にお話ししていただきました。
たばこを吸うと欠陥が収縮し一酸化炭素が入り血液中の酸素量が減るため、たばこ1本につき10kgの荷物を持って歩くのと同じくらい大変なことだそうです。また、喫煙は喫煙病であり、喫煙者は積極的に治療を必要とする患者だといえること、「ニコチン依存症は再発しやすいが、繰り返し治療することにより完治しうる慢性疾患」であるということがわかりました。
続いて谷様から、薬物について、県内で昨年あった薬物乱用に係る事件をお話していただき、過去にあった県内の事件については、一部、事件現場の写真も見せていただきました。
また、生徒からの事前質問にも答えていただきました。
Qどうして薬物を使用しているとわかるのですか?
A捜査して使用している人を見つけます。
Qどうして薬物の事件がんかうならないのですか?
Aお金を儲けたいという人がいなくならない限り薬物事件はなくなりません。
Qたばこが全面禁止になるとどうなるのですか?
A税収が2兆円ほど減ります。これを補うためには、消費税を1%以上引き上げる必要があります。ただし、喫煙により生じる経済的損失(医療費などを含めて)は約4兆円なので、たばこによる収益よりも損失の方が大きいといえます。
生徒は、「たばこの体への影響、静岡県での薬物使用による検挙数の多さに驚きました。今日学んだことをこれからの生活に役立てていきます。」と話していました。

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