1995年から新設された、「普通科」「専門学科」とは違う「第3の学科」です。 従来とは異なる価値観の時代(Society5.0)に求められる教育を実現するために、従来の学科とは違うアプローチで生徒の力を伸ばします。 富岳館高等学校のアプローチは4つの特徴があります。 ・「多様な学び」 7つの系列から自分の志向に沿ったまとまった学びを自ら選択し、自分の長所を生かすことが可能です。 ・「キャリア教育の充実」 総合学科の必履修科目「産業社会と人間」を起点にして、「どこでどのように生きるのか」を考え、自らの未来を考える時間が充実しています。
・「多様な進路実現」 それぞれ志向に沿った未来を実現するために、それぞれの最適な進路実現を目指します。 ・「生き抜く力」の育成 キーワードとして、「主体性」「協働性」「思考性」「地域性」を掲げ、変化の激しい現代を、地元で生き抜くための資質・能力を育む授業、活動が充実しています。
これらのアプローチから、「一人ひとりが主人公」として、それぞれのストーリーを作り上げていく総合学科高等学校が富岳館高等学校です。
Q1 総合学科とはどんな学科ですか。
A1 総合学科とは、自分の希望する進路や興味・関心・適性等に合わせて、自ら選択した教科や科目を選ぶことができる、魅力的な学科です。しかも、普通教科から専門教科までの幅広い中から選択できます。中学生の皆さんの中にも、まだ将来の夢や方向性がはっきりしない中学生もいると思いますが、総合学科高校は高校入学後に自分の可能性をじっくりと考え、1年次に将来の職業選択を視野に入れた系列選択を行い、2年次からはその夢の実現に向けた学習ができるのです。
Q2 「産業社会と人間」とはどんな科目ですか。
A2 総合学科高校の全ての生徒が1年次に学ぶ科目です。富岳館高校では、「自分を知る」「学校を知る」「社会を知る」をテーマに、様々な体験学習、調査・研究と発表、外部講師による職業講話を通して、健全な勤労観や職業観を養い、自分のあり方や生き方を探究します。また、系列選択のガイダンスはもちろん、7つの系列すべての模擬授業を体験し、自分の興味・関心や進路実現に適している系列を考える等、自分の将来について考える時間です。
Q3 「総合的な探究の時間」とはどのようなことを行いますか。
A3 2,3年次で学習する「総合的な探究の時間」を、本校では「SDT(SelfDevelopment Time:自己開発の時間)」と呼んでいます。各系列ごとに、1年次の「産業社会と人間」で学習したことをより深め、「仕事」を軸とした進路ガイダンスの流れを深化・統合し、自己の「あり方生き方」を考えます。また、個人やグループで自分たちの「課題」を設定し、「研究」によって深く調べ考える課題研究を行い、「問題解決能力」を身に付けます。
Q4 「1人ひとりを大切にする教育」をしていると聞いていますが、どのような内容ですか。
A4 富岳館高校では、クラス担任3人制(正担任、副担任2人)をとっており、生活、学習、進路などについて面接を実施するなど、きめ細やかに生徒の指導を行っています。また、普通教科では習熟度別の小集団による授業を実施しています。さらに、専門系列の授業では10人前後の授業も行われるなど、総合学科としての特色が生かされています。多様な進路に合わせて、教員が個別に対応します。
Q5 高校1年次の年間費用はおよそどのくらいですか。
A5 令和3年度入学生は、入学料5,650円、授業料(1年分)118,800円です。ただし、授業料については、就学支援金が認定された場合、支払う必要はありません。
また、校納金約80,000円、教科書・副教材代約20,000円、制服・体操服類約100,000円、修学旅行経費等が必要になります。